ドバイ航空ショーでボーイングが大量受注、777X・737MAXに世界が注目

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期待集まる777X、エミレーツがさらに65機追加発注

11月17日に開幕したドバイ航空ショーで、エミレーツ航空がボーイング777Xを65機追加発注したことが大きな話題となっています。

これにより、エミレーツ航空による777Xの累計発注機数は270機に到達。

エミレーツ航空に次いで777Xの発注数が多いカタール航空ですら124機(777X-8F含む)なので、さすがエミレーツ航空、規模が違いますね笑

参考までに、上記2つの航空会社以外にもキャセイパシフィック航空(35機)、シンガポール航空(31機)、ルフトハンザ航空(25機)、その他複数の大手キャリアが777Xを発注しています。

当初は2020年就航予定→2027年に遅延

777Xは当初、2020年から航空会社への引き渡し開始を予定していました。

しかし、航空機開発の”あるある”ともいえる度重なる開発遅れにより、現在の見通しでは2027年に初号機納入予定となっています。

我らがANAも20機(777-9を18機、777-8Fを2機)発注済みですが、ルフトハンザ航空やエミレーツ航空などのローンチカスタマーへの納入が優先されるため、ANAの777Xを日本の空でお目にかかれるのはまだ先になりそうです。

737MAXは信頼回復の局面へ

777Xと並んで今回のショーで注目されたのがエチオピア航空とエア・セネガルによる737MAXの追加発注です。

737MAXといえば、

  • 2018年10月 ライオン・エア610便
  • 2019年3月 エチオピア航空302便

と相次いだ墜落事故で世界的に運航停止となった機材。

直接的な事故原因とされたMCASという装置の改修を経て、現在は世界各地で再び運航されています。

私の住むカナダでも、エアカナダやウエストジェット航空、フレア航空などが737MAXを運航しています。

日本でも、ANAやスカイマークが発注済みです。

二度にわたる墜落事故や、直近ですと2024年1月に発生した、アラスカ航空の737MAXの側面が飛行中に吹き飛んだ事故によりすっかり失墜した信頼性を取り戻していけるかどうか、今後も動向を追っていきたいと思います。

777Xは「巨大」かつ「美しい」機体

以前シアトルのボーイングフィールドを訪れた際、幸運にもテスト飛行中の777Xを見ることができました。

その際に撮影した写真がこちら↓

第一印象はスバリ「デカっ!!!」

それもそのはず、写真の777-9の全長は約77m、幅は約72m。

世界最長の民間航空機であった747-8の全長76.3mをも上回る胴体の長さを誇ります。

747や380よりもスリムなボディだからこそ、細長く伸びた巨大ボディがより際立つのが777Xの魅力。

人を乗せて優雅に大空を翔ける姿を見るのが待ち遠しい限りです。

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